乳幼児2人抱えて、扶養の範囲ギリギリまで稼ぐ私の体験談をご紹介します。
これから在宅ワークでお仕事を始めようとしている専業ママさんの参考に、少しでもなったら嬉しいです。
乳幼児2人いるのに、保育園・実家利用なしで、パート勤務並みの仕事ができるか!?答えは…身を削る覚悟があれば可能です!(オススメはしない。笑)
在宅ワークの探し方
インターネットが普及し、働き方も多様化し、主婦のパートも外働きだけではなくなりました。
出勤しなくても、インターネットの環境さえ整っていれば、自宅で可能な仕事が増えています。通常のお仕事と同じような形で、求人情報も得ることができます。
(今回は、シール貼りやあて名書きなど軽作業の内職というよりは、インターネット関連の内職を在宅ワークとして扱って記事を書いています。)
- 求人サイトで検索。
- 子育て支援センターなどの相談会。
- 会社勤めしている友人に聞いてみる。
ハローワークは、就業支援事業の為、就職ではない在宅ワークの紹介はあまりしていないと聞きました。尚、子育て支援センターに、経済不安がある方向けに在宅ワーク斡旋をしている云々が書かれたチラシが掲載されていました。(ちょっとよく見ていないので管轄がどこかは未確認ですが…スミマセン。) 身近な子育て支援センターに、相談窓口がある場合は、聞いてみるといいかもしれません。
私の場合は、昔の元同僚からの誘いがきっかけでした。業種にもよりますが、在宅ワーカーを求めている企業は意外と多いです。私とは全く業界の異なる夫の会社でも、探している話は聞きました。
勤務形態
在宅ワークは、雇用と非雇用があります。
在宅勤務
パートやアルバイトと同じく、会社に従業員として雇用してもらい、勤務時間や出来高で給料を得る形です。(厚生年金・失業保険に加入できる場合もあります。)
期間で雇用の為、継続的なお仕事が多いです。
在宅勤務という形で基本的には家仕事になりますが、定期的に会議や報告会への参加を求められるので、全く子供の預け先がない、時間の融通の利かないママの場合は注意が必要です。
非雇用・外注
案件ベースでお仕事をもらいます。都度の契約になる為、安定した量のお仕事を継続的にもらう事が難しい場合がありますが、選んで受注が可能なので、仕事の量や時間の調整・融通が利くというのが利点です。
非雇用の為、給料ではなく報酬として賃金を得る形です。その為、各自で毎年確定申告をする必要があります。(会社で年末調整などはしてくれません。)尚、パート勤務主婦と違って、控除などに細かい条件があるので、扶養の範囲で~と考えている場合は内職の仕方と報酬総額に注意が必要です。
在宅でも働く場合は、もちろん税金関係がついてまわりますので、希望収入額も含め、最初に働き方をざっくりでも決めておいた方がいいと思います。
在宅ワーク選びのポイント
やはり子持ちママですから、融通利くか否かが一番大事ですね。
お仕事頂いたその日のうちにすぐ納品…そういうペースの仕事はできませんね。
- 納期に余裕がある仕事がいい!
- 多少子供に邪魔されてもできる仕事がいい!
子供に邪魔されてもできる仕事…そんなのあるか!って思われるかもしれませんが、実体験として、検索収集作業、入力作業、単純繰り返し作業、写真加工業、デザイン作業などは、途中で手を止めて子供の世話してきても戻ったら、わりとすぐに再開可能でした。
逆に、コラムなど文章や書く作業は難しかったです、前後関係が必要なものは中断がかなりネックになってしまいます。
女性はマルチタスク型が多く同時進行が得意とはいえ、これは大きなストレスになるかと思います。
主婦の在宅ワークで、ライター業が人気ですが、結構皆さん時間かかっているんじゃないかな…時給いくらになってるんだろう、なんて私は思っています。
子供が寝ている間に、一気に書き上げられる方はいいのでしょうけど。夜泣き対応などしながら書き上げられるかというと、かなり難易度は高い気がします。少なくとも私には無理だと思います。以前、頼まれて3000~4000文字の商品レビューを書いた事があったのですが、産後2ヶ月目と言うもあって、本気の本気で書けなくて半泣き状態になりました。次男をあやしながら、「さて、どこまで書いたっけな…」と読み直して、また続きを書く…、また次男に呼ばれて中断してあやしながら…「さて、どこまで…」の繰り返しで、それはそれは苦行でしたね。なんとか完成に至りました、内容はお察しです(笑)
それに、産後は、頭がバカになる気がしますし。
無理せず、確実にこなせる、得意なこと(経験済みなこと)を仕事として選ぶのが吉かと思います。
育児でストレス溜まるのに、その上、仕事のストレスなんて極力溜めたくないですからね…
私の体験談
私は長男を出産して、半年経った頃から在宅ワークを始めました。
その後、次男の出産があり、半年ほど仕事を受けていなかった時期もありますが、今年で3年目になります。以下、私の働きぶりをご紹介します。
私の在宅ワークの仕事内容
某IT企業の外注デザイナーとして、主に画像の制作をしています。
Photoshop・illustratorを使用。(ソフトの使用料は経費として計上しています。)
出社は一切していません。
担当とのやりとりはチャットか電話、基本的にインターネット上で完結しています。
時期にもよりますが、週2~4で3時間/日、仕事をしています。
内職ながら、確定申告の際に、家内労働者等の必要経費の特例を使って年間100万前後稼いでいる形です。(妊娠出産があった関係で、現在は扶養。来年からフリーランスに戻る予定。)
私の私生活&仕事タイムスケジュール
私の仕事ありな1日の様子です。
※次男の夜間授乳あり。
子供達のお昼寝時間中に、仕事をする事もありますが、お昼寝しない日が多いのでその時間に期待しないようにしています。
土日は夫に子守を頼める場合があり、日中に3~4時間なら作業できる事もあります。
作業可能時間は、1日あたり最大4~5時間と見ています。もちろん、担当さんには2~3時間程度と伝えていますが。
円滑な業務を進めるにあたっての共有事項
お仕事を始める際に、担当者の方には包み隠さず、家庭の事情をすべてお伝えしました。
- 作業は1日あたり2~3時間が限度という事。
- 子供がまだ6ヶ月(当時)という事。
- 両家実家が遠方の為、何かあった場合も応援を頼めない事。
- 夫も激務で、基本的にワンオペ育児である事。
- 託児所の利用は一切できない事。
- 長期連休中は基本的に作業ができない事。
ワンオペ育児なので、子供の急病などで突然穴を開けてしまう可能性がなくもない、と念押し済みです。
本当にナイナイ状態ですが、「平日の昼間は一切作業できません!深夜作業のみです!」を声を大にしてお伝えしてあります。業務に関する連絡のやりとりは、流石に日中いつでもOKとしています。(担当さんは会社員ですからね…流石に勤務時間内に合わせています。)
担当さんとの相性、ママ業への理解度、かなり担当さん次第といったところです!!
私は担当さんに恵まれていて、今の方が2人目ですが「何かあったら言ってください!調整しますんで!」のスタンスで接して頂いています。子育てママへの配慮が素晴らしいです。
とにかく、やっぱり子供が最優先ですから、遠慮しないで、きちんと会社には「できない事」は最初に伝えた方がいいです。そして、状況が変わったら、それもきちんとお伝えする事が大事です。私は、「つわりがきつくて…」とか「夜泣き酷いのでしばらく量はセーブさせて頂きます」と正直に連絡していました。もちろん、何もない時は、いつも配慮して頂いている恩返しの意味も込めて「なんでも受ける」「なるべく早く対応する」を徹底しています。
あとこれは私のポリシーなのですが、子持ちのママであっても、働き手の1人にはかわりません。子供が病気、夜泣きで寝れない、色々な理由で突然仕事がおろそかになる可能性がありますが、常に先読みで対応します。少しでも仕事に影響しそうであれば、先に担当さんにお伝えしちゃいます。ちなみに、今まで〆切を守れなかった事は一度もありません。無理して、出来なくて、迷惑を掛けたら、信用問題です。あくまでも、子供優先で、可能な仕事だけ受ける!を徹底しています。
この辺はもう、在宅ワークなママだろうが、時短ワーママと一緒ですね。
実際に仕事をしていての感想
仕事自体は、拘束時間もなく、なんら難しい事はやってないのですが…
正直言って、
・・・キツイです。
通常、母親が働くならば、子供を誰か(母か託児所)に預けるところ、100%の育児しながらの仕事になるので、ストレスも半端ありません。
子供2人いると、昼間は本当に何も予定通りに進められません…。でも夜中作業に限定してしまうと強烈な寝不足に陥ってしまいます…
以下、私の体験から、キツい瞬間ベスト3です。
3位 徹夜明けの支援センター
難解な仕事の場合、完徹してしまう事もあります。(もちろんその分、報酬単価はとても高いですが。)
朝方に作業が終わって寝ようと思ったら、次男が起きてしまって授乳…。覚醒してしまって、そのまま朝までコースなんて事が何度かありました。
寝てないと当然ストレスでイライラしてきます。イライラを子供たちにぶつけないように、気合で朝から支援センターに行ったりするんですが、支援センターに着いた途端、もぬけの殻のように、放心しちゃいますね…(笑)
2位 自分が体調不良
内職してなくても、育児中の体調不良は大変ですが、〆切前だと本当に本当にツライです。眠いし、具合悪いしで。具合悪いと、もちろん作業能率も下がるので、時間も余計かかって…。
本当に、子育ても仕事も自分の健康があってこそですね。
1位 〆切前夜の夜泣き
「明日〆切だから急いでやろう!」なんて焦ってる日に限って、子供が寝ないんですよね!
気持ち的には20時には寝かし付けて、21時から作業始めてさっさと片付けて早く寝よう!って頑張るのですが、子供たちは知るはずもなく。
そして、ようやく22時に寝たと思ったら、1時間も経たないうちに、次男の夜泣きが…。当然、作業どころではなく、しばらく寝室で過ごす羽目に。30分ほど対応して、また戻って作業再開。するとまた1時間後に次男が…と朝まで繰り返した事がありました。(途中、添い乳で自分まで1時間寝てしまって余計な時間ロスしてしまったり…涙)
なんとか、〆切の時間までに間に合わせる事はできましたが、もう過去に経験がないくらいのストレスでした。「お願い、寝てちょうだい…」と半泣きでしたね。
〆切前夜に何かあったらアウトになる可能性大なので、なるべく、〆切ギリギリにならないように前倒しで作業進めるようにしています。
在宅ワークをしていて良かった事
多少…スキルアップになるかな、ぐらいですかね。
就業していないので、再就職に有利かというと、それはないと思います。ただ、私の場合は仕事での成果物が残るので、再就職活動の際にポートフォリオ作りのネタにはなるかもしれません。
まぁ、無職期間に何もしていなかったよりは、多少マシ…カナと、自分自身を慰める程度ですかね。
それよりも、成果がかなかな見えてこない育児に追われる毎日の中で、『生産性のある私』を感じられる瞬間が持てた事の方が大きいかもしれません。社会貢献とまではいきませんが、多少は家庭貢献はできてるかな?と、経済的に。
自身の収入ゼロからくる不安感が、少し緩和されます。
「ちょっといい服買ってあげよう」とか「ケーキ買っちゃおう」とか、そんな余裕も出てきて、そんなちょっとの事ですが、精神衛生上はとても良い気がします。
私にとって、夜中の作業時間は、好きな音楽聴きながら集中する事を許される、貴重な癒しの時間になっています。仕事が「息抜き」だなんておかしな話ですがね(笑)
育児ストレスも一切なく、常に100%子供たちと向き合う育児を楽しめていたら、今の在宅ワークはしていなかったかもしれません…。
そして、やはり在宅ワークの一番の利点は、
子供たちとの時間を大切に生活ができる、という事ですね。
時間の融通がきくので、子供の成長を思う存分、見守る事ができます。やはり、母親の一番の葛藤は「働きたいけど、子供と一緒にいたい」かと思います。
在宅ワークの場合、自分のスケジューリング次第です。
在宅ワークだったお陰で、私は子供たちの寝返りの瞬間も、たっちの瞬間も、すべてのはじめての瞬間に立ち会えました。写真や動画に収める事もできました。
これだけで価値あるな~と、私自身は思っています。
経済的不安からスーパーなどでのパートも検討していましたが、なんだかんだでべったり子供たちと一緒に居たかった私に在宅ワークという働き方が合っていました。
すべては、それぞれのママの価値観次第。
お金?仕事の遣り甲斐?社会的ポジション?自分の精神衛生?…それとも、我が子の成長を見届ける?
何を優先したいかは人それぞれ。コレが正解!というのは無いと思っています。
まとめ
以上のように、乳幼児2人を抱えていても、在宅ワークは可能です。
現在3歳&0歳児あり、決して要領のいい人間ではない私がこなせています。今のところ、深刻な健康弊害もないです。
ただ、オススメはしません。
乳幼児育児における母親の睡眠不足は、深刻な問題かと思います。
特に、夜型人間じゃない人、徹夜経験ない人、メンタルの弱い人、疲れやすい人には、絶対お勧めできません。。。
私はわりと昔からショートスリーパーで、職業柄、徹夜作業には慣れている方なので、そこまで苦行に感じませんが、それでも、育児が加わると、時間が読めない、思い通りに進められないというのがかなりのストレスになって、余裕がなくなってしまいます。
でも、それでもやるんです。
今、この記事を読んで下さっている方は、「小さい子供がいると働けない!でも少しでもいいから子供の為に稼ぎたい!なんでもいいんだ~とにかくお金!」っていう方がいらっしゃるかと思います。
私も同じ気持ちで、子供の貯蓄の足しにする為に、身を削っています。
子供の為に親が身を削る事を美徳としてはいけませんし、とても褒められるような事ではないですが、それでもいいんです。育児だけで+0円よりも、ちょっと無理してるけど+100万円!に私は満足しています。保育園料・シッター代金かかってないので、単純に3年で300万です、バカにできません。
これがこれから10年も20年も続くわけではないですしね。
オススメはできないけど、不可能ではないよ?という事をお伝えしました。もちろん利用できるのであれば保育園や実家を利用した方が、自分の健康を守りながら稼げるのでいいに決まってますがね。
アフィリエイトブログなど主婦のお小遣い稼ぎ系のネタをあちこちで目にしますが、知識・センス・運…色々必要で、100%誰でも簡単に稼げるものではないと思います。(チャレンジしてみうる事はとてもいいと思いますが。)
外働きができないのであれば、地道にコツコツと在宅ワークを頑張るしかないですよね、残念ながら私はそうです。
頑張ろう、ママ。
どなたかの参考になれば幸いです♪(*´▽`*)
コメント
コメント一覧 (1件)
記事読ませて頂きました!
お子さんを二人抱えての在宅ワーク、本当に素晴らしいです(T-T)
徹夜明けの支援センターは、考えただけでフラフラしました(笑)