里帰り出産中断体験談。里帰り出産のメリットとデメリット。

里帰り出産のメリット・デメリット 里帰り出産中断

第二子妊娠7ヶ月(24週)で実家に里帰りして、その1ヶ月後の妊娠8ヶ月(妊娠28週)の時に里帰りを中断して、夫がいる自宅に戻ってきてしまった私の体験談です。里帰り出産のメリットとデメリットをご紹介します!

折角里帰りしたのに、1ヶ月足らずで自宅に戻ってきちゃいました・・・。実家でのストレスに耐えきれなかったのです。

里帰り出産のメリット・デメリット 里帰り出産中断

目次

里帰り出産のメリット

第一子出産の場合のメリット

初めての妊娠、出産、わからない事だらけで、出産が近づくにつれて楽しみと共に不安も募っていきます。お腹が大きくなり自分自身の身動きが思うようにとれなくなってくると、夫との2人暮らしの場合、「夫以外に頼れる人がいない」「一人で居るの怖い」という心細さが、ストレスに繋がる場合があります。

里帰り出産のメリットは様々ありますが、一番は、精神不安を軽減できる点だと思います。

妊婦さんにとって、ストレスはバカにできません。過度なストレスは、妊娠高血圧症候群などの身体的トラブルに結び付く場合もあります。健康的な心身で、安心してお産に臨むには、信頼できる人間の元で生活を送るのが最善です。母娘の関係が良好でさえあれば、自分の実家に帰って出産する事が一番安心かと思います。

  • 実母が心の支えになってくれる。
  • 陣痛が始まっても、実母に付き添ってもらえる。
  • 上げ膳・備え膳。食事の心配が不要である。
  • 生まれ育った家・環境で安心して生活ができる。
  • 地元の友人と交流することで息抜きができる。
  • 実母であれば、産後すぐでも赤ちゃんを気軽に預けられる。
  • 出産前後の生活費等の節約になる。(金銭的支援にも期待ができる)
  • 出産=孫を見せる事が、親孝行になる。

私も、第一子は実家にて里帰り出産しました。里帰り出産をして良かったと思います。

第二子以降出産の場合のメリット

第二子以降の妊娠出産で、第一子出産と大きく異なるのが、上の子の世話をどうするのかという点です。妊娠自体は経験があって流れはつかめている為、それほどい心配はないもの、子供の面倒を見ながらの妊婦生活、出産は、心身共に大変です。子育てのヘルプを求める意味での里帰り出産という形になる事が多いかと思います。

  • 上の子を預けてゆっくり妊婦健診に通える。
  • 陣痛が始まっても、上の子を預けて行けて安心。
  • 出産入院中も、上の子の面倒をお願い出来る。
  • 上の子と、じいじばあばとの交流の時間を持たせられる。

出産入院が最短でも5日と長いので、一番信頼できる人、また、上の子が懐いている人に預けるのが安心です。

里帰り出産のデメリット

良い事尽くしの里帰り出産のように思えますが、実際、里帰りしてみると予想外の問題が意外とあるものです。2度里帰りを経験した私が「里帰り出産ってダメだ」と思ったデメリットをご紹介します。

  • 実家の家族と生活ペースが合わない
  • 実家の食事事情が合わない
  • 子育て方針が合わない(特に第二子以降妊娠の場合)
  • 実家の住環境・衛生状況が良くない
  • 実家と自宅との、気候・気温の違い
  • ペットの有無

いくら産まれ育った自分の家とは言え、1度でも家を出た後の里帰りであれば、自分の生活スタイトルと実家の生活スタイルとに違和感を感じずにはいられないでしょう。何年も離れて暮らしていたら尚更です。全くの他人の家に居候するような、そんなお客さん的な感覚に陥る事になるでしょう。自分の実家なのに、生活に慣れるまでは相当なストレスです。

特に、食事問題、住環境・衛生問題は深刻です。妊娠中は、普段気にならないような事が、やたらと気になります。実母が食事の用意をしてくれるのであれば、妊婦特有の偏食や食の好みに対応してもらえないだけでストレスになる事も。食事の量やカロリーなどが過度に気になる事もあるでしょう。(自分で食事の用意をすれば良いですが、実家にいる以上、実母という司令塔を差し置いてキッチンに立ち、別メニューを用意するというのもなかなか勇気のいる事です。)

産まれてくる赤ちゃんや、連れてきている上の子の事を大切に考えすぎるがゆえに、清掃状況が無性に気になる事もあるでしょう。

実家と言っても、結婚してしまえば、もはや他人の家です。昔のように居心地のいい空間であるとは限りません。

里帰り出産成功の要因

ここからは実体験の話です。

私は、第一子妊娠9ヶ月直前の頃に里帰りしました。里帰り出産を希望した理由は、夫が多忙で勤務時間外や休日も、残業やら出張で家に居ない事が多く、全くサポートを期待できなかったからです。また、昔から、里帰り出産する事を夢見ていたというのもあります。漠然とそれが最大の親孝行だと思っていた為です。

先に挙げたデメリットの通り、里帰り出産はそんなに甘いものではなく、里帰り後すぐから居心地が悪く、だいぶストレスが溜まりました。慣れるまで1週間はかかりました。

元々、親子関係は悪くないので、里帰り中、暇さえあれば、母とテレビを見ながらお茶をして過ごしていました。初めての子・孫という事で、お互い、テンション高めで、一緒にベビー用品を買いに行ったりもよくしていました。

住環境に対するストレスは細々と続いてはいましたが、それよりも出産に対する楽しみの方が圧倒的に勝っていた気がします。私も母も、特にぶつかる事なく、平和な日々でした。

臨月直前で切迫早産入院をする事態になってはしまったものの、母のサポートもあり問題なく、その後も無事に出産を終え、感動的な里帰り最終日を迎える事ができました。里帰り出産大成功でした!

私は初めて出産する側、母は娘に初めて出産させる側、自分も母も初めてだらけの事で、不安と期待に支配されていた結果かと思います。

里帰り出産失敗の要因

第二子出産は、切迫早産入院を見込んで、早めに里帰りする事にしました。

里帰り出産といえば一般的には臨月に帰るものですが、私はだいぶ早い妊娠7ヶ月(妊娠24週)に入ってすぐの頃に帰りました。

これが、間違いでした。

第一子里帰り出産の時と同様に、実家の住環境や生活ペースになかなか慣れず、ストレスを溜める日々が続いていましたが、第一子の時と異なり、我慢が出来ませんでした…

2歳になったばかりの息子と一緒だったせいか、実家の環境を許容できなかったのです。気づけば、母に文句ばかり言っていました。

親しき中にも礼儀あり、実家と言えども、お世話になっている身だからという自覚は持っていたつもりですが、息子に関する部分については特に譲れず、改善を求める事もありました。最初のうちは、母も父も私に合わせて出来る限り対応してくれましたが、それも長くは続きませんでした。そのうち、母も「自分でやりなさい」と言うように。当然ですよね。

でも、里帰り2回目故か、それとも息子がいて私は大変なんだから!という甘えからなのか、不満と文句ばかり垂れ流す日々がその後も続きました。

そして、里帰りしてちょうど1ヶ月が経った頃、怒った母から「義理の実家に行って、義母のお世話になりなさい。」と言われてしまったのです。母からの退去宣告です。

具体的な実家に対する不満は以下のとおりです。

  • 生活ペースが合わない。(父が朝5時前起床の為、目が覚めてしまう…)
  • 食事が高カロリー。(体重制限がかかっていた私には辛かった…)
  • 1日中テレビがついている。(息子の教育上良くない)
  • 実家のワンコが不衛生。(シャンプーが毎月でなく2ヶ月に1度だけ)
  • 息子へおやつを与えすぎ。(母が良かれと甘いおやつばかり与えていた)
  • 夏でも家の中が暑い&エアコン制御される。(母がエアコン嫌い。)
  • 母の話し相手がキツイ。(毎日父への愚痴を聞かされてうんざり)

気にしないように気にしないように・・・と努めていましたが、無理でした。自分の事だけなら堪えられたかもしれません、特に息子に関する不満が大きかったです。

母から出て行くように言われた時、「こちらから願い下げだ!」とでも言うように私もヒートアップしてしまい、「一旦、自宅に帰ります」と里帰り出産の中断を即決してしまいました。

第二子里帰り出産、失敗の瞬間でした…。

 2週間に1度の妊婦健診が気になり、分娩予定の病院と、里帰り前まで通っていた自宅近くの産院の両方に、連絡をいれました。その週のうちに紹介状を発行してもらい、それを持って自宅に帰りました。里帰り出産を中断する際は、まずは、分娩予約と妊婦健診の事を病院に確認してから決定しないと、大変な事になるかもしれません!

里帰り出産失敗対策

自宅に帰って、ストレスフリーな毎日が戻ってきました。

夫は仕事で基本的に不在、母がいない分、家事育児が全部自分に圧し掛かり、早速じっとしていられない状況になりました。でも、精神的にはとっても開放感に溢れ、充実感すら感じられるほどで、とても気分が良かったです(笑)自宅に戻って良かったと思いました。

里帰り失敗の最大の原因は、里帰りが早すぎた=里帰り期間が長すぎた、という事かと思います。母との関係が崩壊したのが、里帰り約1ヶ月後でした。普通に臨月に入る頃に帰ってきたら、出産前後の頃に問題が爆発する計算となりますが、出産で揉めてる場合ではないはずです。例え、それよりちょと前に爆発したとしても、予定日数日前という状況で、里帰りを中断するという判断にはならないはずです。母もそんな酷な宣告はできないはずです。

今回の私のように、まだ予定日まで2ヶ月あるという余裕が、里帰り出産を考え直させるきっかけを作ってしまったんだと思います。それだけ余裕があれば、母の言うように義理実家に移動したり、産院を変えたりも、まだ出来なくもないわけですし。

私が思った次回への対策は以下の通りです。

  • 里帰りのタイミングは臨月に入る頃がベスト。
  • 実家の住環境へ不満は我慢する。(他人の家と思うべき)
  • 母の息子への接し方に関する不満は、期間限定と割り切って我慢するしかない。
  • 肉親だからと密着しない。(常に母と同じ部屋に居る状況を避ける)
  • 家事は少しだけでも分担する(母に誠意をみせる)

母も母で、基本的には「小さな子供を抱えて大変な妊娠中の娘だから、なんでもやってあげよう」というスタンスでいてくれていたみたいですが、やっぱり甘えすぎは良くないですよね。

ちなみに、この記事を書いている現在、私は将にこれから再里帰りです。

リベンジ里帰り出産は是非とも成功させたいです!まぁ流石に、今度また母とぶつかって決裂したとしても、もう妊娠週数的に他の病院では分娩予約とれないので、それを理由に残留するほかないんですがね。だからと言って、強気にならないように謙虚な態度で実家に居座りたいものです(苦笑)

まとめ

里帰り出産は、実は楽じゃない、我慢の連続!問題山積み!というお話をご紹介しました。

この記事を見ていらっしゃる方の中には、まさに今、里帰り出産で実家に戻られていながら、途中で帰る事を考え始めていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、よく考えてみてください。里帰り出産ができるという事は、とても恵まれている事です。帰れる実家があって、健康な親がいて、理解のある夫がいて…。里帰り出産ってよく聞く話ではありますが、誰もができる事ではありません。

里帰り出産させてもらえる事には感謝をしなくてはなりません。一生にそう何度もある事ではないですし、それに、親と離れて暮らしている場合ですが、「親と一緒に過ごせる時間はあとどれくらいだろう」と考えてみると、実はもうそんなに多くない事に気づいたり…。(うちは私が晩婚・高齢出産という事もあって、両親ももうだいぶ高齢です。)

私は里帰り期間中は、陣痛に備えて、母と布団を並べて寝ておりましたが、恐らく出産が済んだらもうそんな機会はないです。(今後も帰省する機会はありますが、基本的には家族での帰省なので、母と同室になることはないです。)

育ての親と一緒に暮らす最後の機会だったりするんですよね、里帰り出産というのは。

そんな貴重な機会を、つまらない喧嘩などで台無しにはしたくないものです。一生後悔しそうですもん。

妊娠中はホルモンバランスが崩れやすく、起伏が激しく感情的になったり、自分をコントロールできなくなる事もあるかもしれませんが、是非、貴重な妊娠期&里帰り出産期間は、毎日を大事に幸せに過ごしたものですね。

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